にんしんゲーム天国面白いマンガ。
元は、
ブログ。
強烈な思想を前面に押し出す一方で、それは明確なキャラクタ作りだというストッパを常に掛けていて、故にそれが滑稽に見えて単純に面白いとかどうとかこうとか。
ゲームハード論争っていう比較的ふつーの人はあんまり興味ない(レティさんも本体が売れようが売れまいが割とどうでもいい)競争の中に生み出された強烈なキャラクタ付けを、どうにかこうにかしてしまったらいつの間にかこんな事になったというか
いやいやこの本なんで出版出来たの…?と思って出版社で調べてみたら、
あー、うーん、なるほどなー。まあどうでもいいか。ふつうに楽しむひとには関係ない関係ない…
と言いたい所なんだけど、実際こういうステレオタイプに描かれるひとたちがハード論争に加わって騒ぎたくなる気持ちはわからんでもないんだよなあというか。騒いだところで無駄なんだけど…無駄かな?
ただ面白いゲームを楽しみたい、
が、
いつの間にか、それを与える側と自分をすり合わせて考えるようになっちゃうんだよね。
何度も言うけれど適当にホメちぎってれば信者になりえるけど、アンチになるには相手を熟知してとにかく完膚なきまでにこき下ろす手法を確立しなきゃいけないわけで、その辺が歪んだダブスタを生む原因なんだろうなーとか結構寂しい事も考える。
さてこの本の残念なところは、やっぱりブログに載ってて本に載ってないネタだとか、ブログでのタイトルと本でのタイトルが変わってるところとか、ブログについてる記事本文が載ってないところとか、そういう感じのところ。
いいところはいっぱいあるから言わなくても十分じゃないかなと思うけどネ。
やっぱ結構色々うんちくが載ってて楽しかった。ふつーに勉強にもなった。
一番知らなくってスゲーと思ったのは、「エンディングまで泣くんじゃない」は糸井重里が考えたコピーではないと後に本人が明言した、ってヤツだった。
強烈な葛藤の中に生み出された本だけれど、やっぱりこの人は純粋にゲームが好きなんだなあと思う事がちらほら垣間見えて楽しかった。でもやっぱりかつてにんしんがセガ信者だった頃のエピソードとかは載ってた方が嬉しかったかなあと思うけど。
おめ任の方もいつかよろしく頼みますよ、とかいう感じで、適当にシメ。
宮ちゃんの方は何回も読み直してるんだけど、こっちは時々開くだけかな。
どっちも面白い本なんだけどね。
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